本採用の方 臨時的任用職員・
会計年度任用職員・
任期付職員の方
閉じる

メニュー

事業一覧

お問い合わせ 様式ダウンロード
お問い合わせ 様式ダウンロード

SDGs、明の星から世界へ!

 さて、今回が初取材ということで緊張していた私ですが、厚生会ベテラン職員がカメラマンとして同行してくれることになり、無事に取材デビューすることができました!

 訪問したのは青森明の星中学・高等学校です。

同校では2017年からSDGsを主軸としたグローバル教育を展開しており、学校全体でさまざまな活動に取り組んでいます。

 SDGsとは・・・

「持続可能な開発目標」の略称。2030年までにより良い世界を目指す為の17の国際目標のこと。

 

 今回は高校1年生99名を対象に行われた、ユニクロ社員による外部講演〝届けよう、服のチカラプロジェクト〟を取材させていただきました。

 プロジェクトは、ユニクロやGUを展開しているファーストリテイリングがUNHCR(国連難民高等弁務官事務所)とともに取り組んでいる、小・中・高校生が対象の参加型学習プログラムです。

★プロジェクトの流れ

①「服のチカラ」について学ぶ(今回の講演)

 ユニクロ、GUの社員が学校を訪問。

 SDGsの概要やリサイクルの意義、回収した服の活用法などについて説明。

② 服の回収呼びかけ、発送(9~12月)

 子どもたちがアイディアを出し合い協力を呼び掛けます。

 回収した服は、難民などの服を必要とする人々に届けられます。

 講師はユニクロドリームタウン青森浜田店の八木澤さん。

 講演会はスライドを使用したSDGsの説明や、質問コーナーやクイズもありました。

「服のチカラとはなんだろう?」という問いかけには「汚れや寒さから身を守る」「自分の個性を表す」などの声があり、みなさん積極的に手をあげていました!

 

 あなたにとって〝服〟とは?

 服は、身体のみならず、一人一人の尊厳を守るために大切なアイテムだと講師の方がお話してくれました。

 私も服が大好きで、大学時代は3年間地元の古着屋でアルバイトをしていました。「衣食住」と並べられるように、服は人間の生活にとって欠かせないものです。

 また、服を手放す場合でも、捨てるのではなく必要としている人にあげる、リサイクルするという選択肢を持ちたいと思いました。

ユニクロ店舗では、リサイクルBOXを設置しています。不要になった服があれば利用してみてはいかがでしょうか?※ユニクロ・GUの商品が対象。

 世界から「難民」がいなくなるまで

 世界では現在1億人以上の人々が紛争や迫害によって故郷を追われています。

 またその約半分は子どもだということを聞きとても驚きました。

 講演会で上映された短編映画「服の旅先」では、日本発のリサイクル服が難民の少女にどのようにして届き、利用されるのかが描かれています。

 私たちが普段着たい服を自由に選択しているのは、決して当たり前ではなく幸せなことなのだと感じるとともに、世界各地にいる難民の方々が一刻も早く安心して暮らせるようになることを願います。

短編映画は、ユニクロHPやYouTubeで視聴できます。「服の旅先」でぜひ検索してみてください!

 また、同校では生徒有志グループ「チームSDGs」が日々活動に励んでおり、校内最大規模となっています。

チームSDGsの活動の一部をご紹介♪

① ポスターセッション

 SDGsの理念や目標について、グループごとにポスターを用いて説明。

② 持続可能な森林作りプロジェクト

 森林経営と森林の有効活用について学ぶプロジェクト。

まき作り体験等のフィールドワークを通し、森林経営の一連の流れを体験しています。

③ オーストラリアコアラ救済プロジェクト

 オーストラリアの森林火災によって絶滅の危機に瀕しているコアラを守るため、チャリティーTシャツ」を制作し、売上をオーストラリアコアラ救済団体へ寄付しました。

④ A-TED

 書類選考を勝ち上がった代表生徒が「SDGsの本質とは?」をテーマに、プレゼンテーションを行う大会。

 SDGsやグローバル活動に精通した審査員を招き、毎年行われています。

 この他にも、最近ではウェブ会議アプリケーション「ZOOM」を活用し、海外との交流を図るなど、グローバルな活動にも精力的に取り組んでいます。

☆「チームSDGs」公式キャラクターのいーなさん(左)とアースさん(右)

 チームの中でキャラクターデザインを募集し、その中から決めたそうです。

 どちらも丸いシルエットとポップな色使いがかわいらしいです。

 最後に・・・

 講演会では、生徒の皆さんが話を聞きながらメモを取ったり、積極的に発表している姿が印象的でした。

 また、明の星高校では、校内各所にSDGsに関するポスターなどの掲示があり、学校全体で活動に取り組んでいます。

 SDGsの目標を達成するためには、政府や企業だけではなく一人ひとりが課題意識を持ち、輪を広げていく必要があると感じました。

 私もマイバックやマイボトルを持ち歩く、地産地消を心がけるなど身近なところからはじめたいと思います。

 青森明の星中学・高等学校の皆様、取材にご協力いただきありがとうございました。