鰺ヶ沢バズらせ隊♪TikTok部
取材地:青森県立鰺ヶ沢高等学校
取材日:2024年9月6日
取材者:今村 菜美
ある日、TikTokアプリを開くと『鰺ヶ沢高校TikTok部』の動画が流れてきた。
TikTok部!?今の時代の新しい部活なのかな・・・・・・と思い、
早速、広報担当にそのことを話した。
「おもしろそうだね。今村さん、取材に行こう!」 そうこうしているうちに、取材の日取りが決まり、私は鰺ヶ沢町へ向かったのだ。
TikTokとは
SNSの一つで、15~60秒程の短い動画を投稿するアプリ。
楽曲に合わせて踊ったり、料理やグルメ、美容、お笑いetc
幅広いジャンルの動画が投稿されていて、10代20代の若い 世代を中心に今や幅広い世代で親しまれている。
どうしてTikTok部?
鰺ヶ沢高校は2023年度から入学者数が2年連続で20人未満の場合、募集停止となる危機的状況にあった。そのときに鰺ヶ沢町を訪れたご当地アイドルグループ「りんご娘」のピンクレディさんがTikTokを活用して、学校や町の情報発信をすることで地元中学生のイメージアップにつながるのではと、鰺ヶ沢町や高校に提案したことがきっかけで「TikTok部」が創設されたとのこと。
昨年6月の活動開始からわずか1年ほどにも関わらず、1300を超えるフォロワー数! (2024年9月現在)
TikTok部の活動
TikTok部には部員が15名(3年6名、2年2名、1年7名)在籍。
全員が他の部活と兼部しているという。TikTokを見ると学校行事のほか、ゴルフ部、野外活動部と部活動の様子も投稿されている。その他、鰺ヶ沢町のグルメ特集や先生が出演するチャレンジ系動画もあり、見どころ満載!
活動は月1回程度で、創部のきっかけとなったピンクレディさんが顧問を務める。
りんご娘 ピンクレディさん
取材したこの日は部員各自が制作した動画のお披露目会。
制作した動画を大きなモニターに映し、全員で鑑賞した。 BGMや字幕、効果音などアプリの機能を駆使し、兼部しているゴルフ部や野外活動部として行った活動、地元の花火大会の様子などを見やすく、且つ面白くまとめていた。YouTube『厚生会きずなチャンネル』の動画を作っている私もいろいろと勉強になることばかり。
それぞれの動画に対し、他の部員が感想を述べ、ピンクレディさんからも
「早送りの使い方やテンポがとても良かった」
「笑いを誘うようなBGMや効果音にした方がもっと良くなるよ」
などと良かった点や改善点を伝えていた。
さらに、
「TikTokは全国共通だよ!地名を入れてアピールしよう」
「野外活動部はなかなかない部活だから、見出しに部活名を大きく入れよう」
など、「りんご娘」として青森県のPR活動を行うピンクレディさんの指摘には部員たちもうなずくほどだ。
お披露目会後は、ピンクレディさんから次回の課題発表。
「グループ毎に動画の再現をやってみましょう。ジャンルは何でもいいので字幕やデザインもそっくり真似して作ってみてください」
どの動画を作るか、グループ毎に話し合いスタート!
あるグループでは「マツケンサンバ」のダンス動画をやることに。
ダンスを覚えて、早速撮影♪ アプリのエフェクト機能を使って、#だれでもマツケンサンバⅡ
部長は、
動画編集には3日~1週間かかり、投稿する動画のジャンルは自分たちで考えて制作している。
友人や先生から『見たよ!』『有名人!』と声をかけてもらうと嬉しい。
と話してくれた。
「バズる」=インターネットやSNS上で話題になり、多くの人の注目を集めること。
TikTokで〝#鰺ヶ沢高校〟がバズり、これをきっかけに「鰺ヶ沢高校に入りたい」と
入学を希望する中学生が増えること、さらに、鰺ヶ沢町を訪れる人たちも増え、町の活性化にも
つながればと願っております。
さあ、皆さんも「鰺ヶ沢高校TikTok部」を検索してみてください!
ぜひ、フォローもお願いしまーす!